
よく登場するイギリスの生物学者ベイリー&ベリスの実験の中に
マスターベーション時の精子量とセックス時(挿入有り)
の精子量を比べたものがあります。
マスターベーションの話は別のページに譲るとして、
今回はセックスの時の精子量の変化について、すっごく興味深い結果/特徴が
あるので、それに注目してみましょ!
◎精子の数
(マスターベーション編)
マスターベーション時の精子の数は、たった一つの要因によってきまる。
前の射精からの 経過時間のみによって変わるみたいです。
単純に時間と共に精子が溜まってくるってこと。 男性は実感有ると思うけど、
精子を作ってる時間が長ければ長いだけ 量も溜まって
そりゃ出すときには多いのはあたりまえ。
(セックス編)
セックスの場合、放出される精子の数はそのたびごとに驚くほど変化する。
いったい何が要因でこんなに精子の数が違うのか?
と実験を続け(実際に多くのモニターカップルに協力してもらい)
データを集めてみると精子数を決めている最も重要な条件は、
以下の3つあることが解かった。
1.前のセックスからの経過時間
2.その間、パートナーとどれくらいよく一緒に過ごしたか
3.パートナーの体重
1番はマスターベーションの時と同じ理屈。
3番はパートナーの体重が多いなら、それだけ繁殖力も高いだろうとの推測から。
(これはあくまで「あなた」ではなくて「あなたの遺伝子」の推測)
それより何より、今回のポイントは2番の
「その間、パートナーとどれくらい一緒に過ごしたか」
これが今回のお話のメインテーマ!
(注)その間 = 同一パートナーとの一度のセックスから次のセックスまでの間
「パートナーと一緒にいたかどうかによって精子の数が変わる?」
「なにそれ?」
「なんでそんな事が関係あんの?」 と、気持ちはよくわかります。
そこでちょっと質問します。
この際、倫理とか信頼とかの観念をすべて捨てて(おいおい)、
可能性だけで考える事にしましょう。
あなたがあなたのパートナー(既婚、未婚は関係なく)と離れている時間で、
あなたのパートナーが他の男とセックスしている可能性はありますか?
「ない!」
と強く否定できた方、おめでとうございます。
きっと、貴方達はすばらしいカップルなんでしょう。(本当に!)
しかし、あなた(男性)の遺伝子はそうは考えていないようです。
あなたの遺伝子は、
パートナーと一緒に居なかった時間 =(他の男からガードしていなかった時間)は、
パートナーが何をしていたか分からない! と考えているんです。
(本当は遺伝子は考えないけど、このほうが説明しやすいので。)
結果、あなたの遺伝子は何をするか?
パートナーと一緒に居なかった時間(ガードしていなかった時間)が
長ければ長いほど大量の精子を出せとあなたの体に命令する。
なに????
あなたが知らない間に、パートナーが他の男とセックスしたと 仮定した場合、
これから何が出来るでしょう?
大喧嘩? しいては、破局?
(じゃ無くて)
遺伝子は我々みたいに感情に支配されていないから、
唯一の有効な方法をとる訳です。
それも彼らにとっても唯一の目標「繁殖」の為に。
それは;
もしかしたら未だパートナーの体に残っているライバル男の精子に勝って、
たった一個の卵子を獲得する為に、
もうこうなったら質より量で勝負と思いっきり大量の精子を
パートナーの体に送り込むようにするわけ。
ライバルが100万の精子が残っているとしたら、
こっちは1000万の精子を 送り込んで確率で勝負です!
(数うちゃ当たるの世界か?!・・・・案外安直な・・。)
こんな理由で「パートナーと離れていた時間」に(粗)比例して、
セックス時の射精では精子の数は増えるらしいですよ。
「そういえば、そんな経験があるような、ないような・・・・」
でも、これって結構学会でも認められている仮説らしいですよ。
これぞまさに遺伝子の生存競争!
最近よくいわれるけど、遺伝子って本人の都合(意思?)を
思いっきり無視してわがままな奴なんですよ。
(自己中こそ遺伝子のモットー?)
