インド人には標準コンドーム大きすぎる
インドの国立医学研究所は10日までに、国際標準サイズのコンドームはインド人男性にとって「大きすぎる」との異例の調査結果を発表した。ムンバイ(旧ボンベイ)の男性の6割が先端が2・4センチ、3割が5センチ余ってしまうという。インドはエイズウイルス(HIV)感染者数は世界最多。サイズが原因で破損することもあるため、研究所では「自販機を増やし、さまざまなサイズを供給する必要がある」と大まじめに話している。
インド紙タイムズ・オブ・インディアやロイター通信などによると、インドの国立医学研究所は約2年間、大都市や農村地域などに住む18~50歳の男性約1400人を対象に、ペニスとコンドームの関係を調査した。
その結果、ムンバイの男性の約60%が国際標準サイズのコンドームより約2・4センチ短く、約30%が約5センチ短いことが分かった。先端部分に空間ができやすく、使用する際、コンドームが外れたり、破れたりする可能性があるという。コンドームの国際標準サイズは、長さ16センチ程度とされている。
同研究所のプリ博士によると、インドでは男性の20%がコンドーム使用時に、適切な使用に失敗しているデータがあるという。博士は「失敗の多発は、サイズが合わず外れるためでもある。今後はコンドームの自動販売機を増やし、さまざまなサイズを供給し、男性が自分に合うコンドームを選べるようにすべき」と提言している。
インドではHIV感染者が年々拡大。05年末に約570万人に達し、南アフリカ共和国を抜いて世界最多とされる。コンドームの破損は感染の一因になるが、プリ博士は「インドの男性は恥ずかしがりやなため、コンドームを用意しない傾向がある」とも指摘している。
各国男性のサイズに関する公式的な統計は少ないが、スペインの医療会社が最近、15カ国の男性計約2000人を調べた結果によると、勃起時の長さはフランスが平均約16センチと調査国の中で最長で、最も短いのは韓国の同9・6センチ。インドは韓国の次に短い同10・2センチだった。
インドでは現在、人口が約11億人に達し、近い将来中国を抜き世界一になるとみられている。インド政府は産児制限政策をとっているが、今回のコンドーム調査は同政策の一環ともみられている。
[2006年12月11日7時12分 紙面から]
